アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術
著者
室井康雄
発行
2017
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個人的に参考になったところだけメモ
絵を描くときの気づきのTips集と言う感じなので、当然、描き始めの人ほど得るものが多いはず
5章が珠玉
1章
顔の比率
美術書とかでも見るやつ基素.icon
目を頭部の1/2よりも高いか低いかで年齢を表せる、このロジックで俯瞰とアオリでの印象の違いを説明しているのは一貫していてなるほど感が高い
一方で年齢については「顔のシワ」の方が支配的だったりしない?
可動範囲にパーツを置いて手をつなげてポーズをとらせる
よくやる。便利基素.icon
大昔ににんげん先生とかもやっていたのが自分が初めて意識したときかな
アタリを素体の種類でかき分ける
全く意識したことがなかった。使い分けると便利なのかよくわからないので、やってみる
2章 イラストの模写
最初から細部を描こうとせず、形の外形(アタリ)をとることからはじめる。はじめから細部を描かない
細部から描くな
これは気をつけないとやってしまいがち。描き始めの時によくやった
著者は徹底して徐々に書いているっぽい
このメッセージは本書のいろいろな箇所で繰り返し強調される
グリッドを使った模写
脳の右側で描けのワークブックでもあった記憶
しんどいので相当複雑なものを模写するとき以外あまりやりたくない
目の形
3画とされている楕円の画数は4画じゃない?(黒がカウントされてない)基素.icon
@animesijyuku: 模写が最強・最速でうまくなる理由
①模写はすべての基本
正確に見て、正確に描く。
これは教本、写真、資料、実物観察、自撮り、トレスまで全ての目に入るものに対して吸収し、出力するときに必要なスキル。
正確に見れず、正確に描けなければ表現したい形はすぐに劣化し全体の作業効率が悪くなる。
巨人の肩に立つ
3章 写真の模写
2章と同じで、外形をとる事を意識する
外形を外さないのが大事
コントラポスト
着衣
手などのパーツの書き方
4章 動きのあるポーズ
様々な状況でのポーズの書き方のコツ
重心を意識する
5章
本書の中で個人的に最も参考になった章。いくつかの作例を通じて、レイアウトによって表現がどう変わるのかを解説している
パースの基礎
パースと演出
広角(主観的表現)と望遠(客観的表現)
レイアウトと視線誘導
縦のパースが対照的だと安定したレイアウトになる
強調したい対象(だいたい大きく描く対象)によって絵の意味が変わる
明暗(レイアウト).icon
八の字(レイアウト).icon
人ともののスケール感を掴む
実測して配置する
人間と比べてものが大きすぎたり小さすぎたりしないようにする
奥行きの圧縮
空間ビート
著者の独自用語
奥行き方向に分割したフレームを並べる感じで画面構成していく方法
傾斜やカーブのある画面構成をするときにパースの補助線を描くのをサボれて便利
実例:町・道路・自然
巻末付録
アニメ私塾での添削例
これも5章と同じぐらい学びがある
読みながら描いたもの
https://gyazo.com/151ba18dba154ee43f75b1df779aebb8
https://gyazo.com/78e96c723985f1099df023b7e5ab3eb5
https://gyazo.com/b81fb50966c422ad58cd2bb72a238d1f
右上が空間ビート
#読書ログ